アンティークコインコレクションについて

アンティークコインの種類について

アンティークコインとは、一般的に第二次世界大戦以前に発行されたコインのことです。
中には中世や古代のコインも扱っているコレクターがいて、非常に奥の深い世界です。
商取引が行われている場所ではどこでもコインが流通していますので、世界中にコインがあって、かなり歴史が古いコレクションも存在します。
そもそもコイン自体が金や銀などの貴金属でできていることが多いですし、その鋳造技術の高さやデザインの魅力なども深く、コレクターが世界中にいるのも頷けます。

アンティークコインコレクションの種類は、実に幅があります。
日本国内のコレクターであれば、国内のコイン収集を専門としている方もいます。
記念コインや製造過程のミスによって生じた特殊コインといったジャンルに特化したコレクションを持っているケースもあります。

さらに、世界に目を広げてみると、それぞれの国や地域に時代ごとのコインが存在しています。
多くの国でコインには当時の有力者の像が刻印されるものですので、歴史的資料としても集められることがあります。
そのため、コレクションの種類として国や時代で分類されるケースも見られます。
たとえば、ローマ時代のヨーロッパエリアのコイン、近代の中国コインといった具合です。

アンティークコインコレクションの価値を左右するポイント

アンティークコインコレクションの価値は、やはりそのレア度によって大きく変わります。
現存している数が少ないものほど価値が高くなります。
さらに、コインは発掘や調査によって新しいものが見つかることもあります。
遺跡や沈没船などから発見されたコインなどは話題を集めるということもあって、高額で取引されることも珍しくありません。

さらに、コイン自体は珍しくないものの、鋳造年が特別というケースも高値が付きやすいです。
たとえばコインデザインの切り替えのタイミングでその年にはごくわずかしか発行されなかったとか、流通量の関係で発行枚数を減らしたという事情が考えられます。
そのため、コインの種類だけでなく、どの年に鋳造されたのかというのも大事なポイントとしてチェックすべきなのです。

アンティークコイン保管の注意点

コインは金属製なので比較的劣化には強いですし、錆や汚れが発生しても、特殊な溶剤で洗うことできれいにすることもできます。
しかし、傷や欠けが生じると価値が下がりますので、稀少性の高いものは他のコインと一緒にするのではなく一枚ずつ保管した方が良いです。
また、錆を起こさないためにも湿気を避けることも大事です。

アンティークコインは非常に種類があって魅力的なジャンルだと思います。
価値だけにこだわるのではなく、自分にとって興味がある時代や場所を基準にしてコレクションすると楽しさも広がるでしょう。