切手コレクションについて
切手コレクションの種類
切手は世界中の多くの国で発行、作成されているため、非常にたくさんの種類があります。
コレクターの中にも、より専門的な分野に分かれて収集をしている方もいます。
切手コレクションとして代表的なのが記念切手で、たとえば天皇即位記念や万博記念、オリンピック記念といったものがあります。
まさに期間限定で枚数も限定されているものですのでレアになりがちですし、時代を象徴するものとして価値が高い切手が多いです。
他にも、特殊切手というジャンルも人気があります。
形状やプリント方式が特殊であったり、ミス印刷やミスカットなどによって、通常の切手とは異なる形で出てきたものなどもレアなアイテムとして注目されることが多いです。
切手のデザイン自体が美しく魅力的ということから人気が高まるものもあり、その代表とも言えるのが「見返り美人」と呼ばれる切手です。
美しい女性の姿を日本画にしたもので、日本における切手ブームを盛り上げた切手と言えるでしょう。
切手コレクションの価値を高めるためのポイント
切手コレクションは、まずどれだけレアなのかという点が価値を左右します。
より古い時代に発行されていて現代では手に入りづらいものや、そもそも発行枚数が限られていたものなどは希少価値が出てきます。
特殊切手のように、通常版は普通の発行条件であるものの、製造ミスなどによって稀少性が高まるものもあります。
そして、当然保管状態が良いものの方が高額で取引されます。
切手はその美しさも大事なポイントですので、印刷の色合いの鮮やかさが残っているか、傷や汚れがないかというのはコレクターにとっては非常に重要な要素となります。
また、折れや破れなどがないか、染みが生じていないかも価値を左右します。
より価値が高いものは、未使用品で裏面に糊が残っていて消印が押されていない切手となります。
切手は一枚ではなく、シートになっているものの方が価値が上がる傾向にあります。
シートが一つのコレクションをみなされるからで、シート全体で保管しておくべき理由がここにあります。
切手保管の注意点
切手は印刷物ですので、紫外線や湿気によって色が落ちてきますので、日光に当たるところでの保管は避けましょう。
同時に、裏面の糊が劣化したりカビの原因となったりすることもあります。
湿気があると特に劣化が早く進みがちですので、乾燥した場所に保管することも重要です。
また、切手が紙に貼られた状態となっていることもあります。
素人が剥がそうとすると切手を破いてしまうことがありますので、無理に剥がさずにそのまま保管しておいた方が安心でしょう。
専用の切手を保管するアイテムが市販されていますので、それを使うことできれいに分類しておくことができます。