天然石コレクションについて

天然石コレクションの種類について

天然石は、シンプルに美しいことが最大の魅力と言えるでしょう。
何とも言えない自然な輝きや複雑な色合いが見られるものは、誰もが魅力的と感じられます。
中には自然のいたずらとも言える現象によって生まれた稀少性の高い天然石もあって、コレクターがこぞって探す対象となっています。

天然石コレクションの種類として一般的なのは、いわゆる宝石と呼ばれるものでしょう。
ダイヤモンドやルビー、エメラルドなどが挙げられます。
その石自体がレアで美しいので魅惑される人が多く、アクセサリーなどとして使われます。

こうした宝石とは別に、原石をコレクションする人も多いです。
採掘される場所や地理条件などによって産出できるところが限られてレアな鉱石もありますし、鉱石自体はよくあるものの、その形状や色合いが特殊ということで価値が出るものもあります。

天然石コレクションの価値を見分けるポイント

天然石の価値を左右するポイントとしては、まずその色合いや透明度が大きく関係します。
それぞれの鉱石で判断基準は異なるのですが、全体的には透明度が高く色合いが鮮やかなものの方が価値が高くなる傾向にあります。
また、自然にできる過程で生じる傷や濁りといったものがないかという点も、その価値を分ける要素です。

石の種類によっては内包物をまれに有する者もあります。
代表的なのは琥珀で、中に古代の虫が入った状態で見つかることがあります。
レアなものですので、内包物がないものよりも価値が高くなるわけです。

産地も大事で、産地によって品質の高さがある程度分かりますので、質の高い産地のものほど高価となります。
宝石の場合は、そのカットの仕方も重要なポイントです。
天然石の美しさをさらに引き立てるカットをすることで価値が上がるため、高度な技能を持つ職人が活躍する場となっています。

天然石を保管する際の注意点

石の種類によって表面が柔らかく傷が付きやすいものもありますし、衝撃を受けると割れたり剥がれたりしやすい石もあります。
そのため、柔らかい布などで全体を覆って保管することができればそれがベストです。
また、温度や湿度の変化にも弱いものですので、室温をキープし、直射日光に当たる場所や暖房器具のそばを避けて保管しましょう。
石同士がぶつかって傷を付けないように、個別に分ける工夫も大事です。

自然が創造した美しい天然石は、多くの人を惹きつける魅力的なものです。
コレクションが増えてくると保管スペースに苦労することもありますので、適切な保管方法を学ぶと共に、スペースをあらかじめ確保しておくことをおすすめします。
そうすれば、たまに取り出して鑑賞するにもメンテナンスをするにしても、楽になるでしょう。