アート投資と絵画コレクションについて
今回はアート投資について紹介します。
アート投資とは
現代アートや美術品を投資目的で買う人がいます。
とくに現代アートは1,2万円で買えるものが、のちに価値が上がることがあるそうです。
数年後、オークションに出したら100倍になるものあるのだとか。
2017年に元ZOZO社長の前澤氏が123億円でアート作品を落札したというニュースがありました。
鑑賞するだけでなく、投資対象としてアート作品を購入する動きが出ています。
2000年以降、アート作品に対する価値が年率平均8.9%上昇し、株式や不動産と比較しても優秀な商品です。
ただし、アート作品すべてではなく個別の作品で違ってきますし、売買の手数料はほかの金融商品よりもかかるので注意しなければなりません。
アート作品を投資目的としての買い方
自分の気に入った作品を探すことから始まります。同時に作品の市場での動向、アーティストの能力を見極める力も身につけていきます。
勉強方法の例としてアーティストの実績(どのような作品を発表したのか、どこのギャラリーで展示会をしたのか)や専門誌や海外のニュースをチェック。
購入したいと思っているアーティストの作品を調べるというのは株と考え方が似ています。
アート作品を買える場所は展示会や画廊など色々ありますので、まずは気に入る作品があるのかチェックしてみるといいでしょう。
絵画コレクション
もちろん投資以外にもコレクションをする人はたくさんいます。
とくに画家は色々な作品をコレクションしているそうです。理由は単純に絵画が好きだから。
作品の素晴らしさや自分にはない画風など絵画を集めるそう。自ら購入するだけではなく、仲間同士で交換してコレクションしていきます。
中には画家からコレクターになる人もいるそうです。
神戸の実業家だった松方幸次郎のように、当時日本では見ることが難しかった西洋美術を若い画家に紹介するためにコレクションしていた人もいます。
松方コレクション展について
松方幸次郎が収集した作品は松方コレクションと呼ばれモネやルノアール、ゴッホなど印象派の絵画を多く含みます。
2019年に松方コレクション展として国立西洋美術館で開催されました。
コレクション展では美術品だけではなく、収集した経緯も知ることができます。
目玉は、ゴッホのアルルの寝室です。有名な絵なので何かしらのメディアで見たことのある人もいるでしょう。
アルルの寝室は3つのバージョンがあり、その中の最後の作品です。