コレクションの保管方法

集めれば集めるほど収納に悩むコレクション

コレクターは、ある一定の数や種類のアイテムを集めれば満足ということはなく、少なくても手に入る限りのアイテムを集め続けたいと思うものです。
たくさんのコレクションが集まると、それだけでもうれしいのですが、ここで別のジレンマも生じてきます。
膨大なコレクションの数になると、保管するのが大変になってしまうという問題です。
しかも、あまりにもたくさんのアイテムがあるので、どれがどこにあるのかも分からなくなってしまうこともあります。

コレクションの種類にもよりますが、コレクターによっては同じ品を2つ、3つと購入していることもあります。
展示用と保管用、箱を開封するものと未開封のまま取っておくものといった具合です。
こうなると、あっという間に保管スペースがなくなってしまうのも当然です。

さらに、お店などで新たに購入したアイテムを家に持って帰ってみると、実はすでに持っていたという事態に陥ることすらあります。
また、コレクションを陳列して自分でも見たい、また訪れた人に見てもらいたいと思っても、コレクションを保管するスペースだけで大変で、陳列できるところがなくなってしまうということも起こり得ます。
こうなってしまうと、せっかくのコレクションがあっても楽しめないまま終わってしまいます。

自分なりにカテゴリごとに分けていく

こうした問題を解決するには、コレクションを上手に分けていく必要があります。
もちろん、コレクターはそれぞれに独自の考え方がありますので、そのカテゴリー分けは一概に決められないこともあります。
そこでおすすめなのが、常に飾って見たいアイテムと、たまに取り出して見るくらいで良いもの、そして保管しておくアイテムの3つの分類で分けるという方法です。

常に飾るものについては、その分だけ固定のスペースを取り分けます。
そこに動かすことなく置いておき、優先的にスペースを確保します。
その次のグループは、少し小さめのスペースとして定期的に陳列するアイテムを置き換えていきます。
こうすることで、限られたスペースで多くのコレクションを展示できるようになるのです。

そして、保管用のアイテムは割り切って箱ごと積み上げていきます。
これにより、スペースを最大限利用できて陳列スペースを奪ってしまう事態を防げるわけです。

そして、保管スペースもある程度し分けておくと良いでしょう。
完全に未開封もしくは2つ目の品として持っているものについては、奥の方にしまっても問題ありません。
一方で、たまに陳列して見たいアイテムについては手前の出しやすいところにしておきます。
こうすることで、余計な出し入れをせずに済みますし、作業をすることで箱などを傷つけるリスクを軽減できるのです。