バイク用バッテリーの基礎知識
バッテリーの基礎知識
車やバイクでは、必需品ともいえるバッテリーですが、非常に重要な役割を持っています。
バッテリーの役割は、バイクのエンジンを起動させるとともに、スパークプラグに点火したり、ライトや電装品を駆動させるという役割があります。
バッテリーが弱れば、エンジンをかけることができなくなり、電装品も正常に作動しないことになります。
したがって、ほかのバイクのパーツも同様、バッテリーもメンテナンスが必要な部品の一つです。
また、バッテリーは消耗品であるため、放置しているだけでも劣化が起こっています。
今回はこのバッテリーに焦点を当て、バッテリーの基礎知識とともに、充電方法やメンテナンスの方法などを解説していきます。
バッテリーの種類
バッテリーの種類には、大きく分けると鉛バッテリータイプと、リチウムイオンバッテリータイプに分けられます。
さらに鉛バッテリータイプには、メンテナンスフリータイプもありますので、それぞれ分けてご紹介しておきましょう。
『鉛バッテリー・開放型』
・スタンダードなタイプで、バッテリー補充液が入れられるように、キャップが外れるようになっています。
『鉛バッテリー・メンテナンスフリー』
・バッテリー液が補充不要のタイプで、キャップはありません。
『リチウムイオンバッテリー』
・ノートパソコンや携帯電話などにも使われており、それよりも大容量のタイプです。
鉛バッテリーとは違い、自然放電しにくいのが特徴です。
バッテリーの充電の手順
・バッテリーに繋がるケーブルを、間違えないようにマイナス端子から外し、次にプラス端子のケーブルを外します。
・固定パーツをすべて取り、バッテリーを車体から外す。
・バッテリーを外したら、充電器に繋げます。
・まずは充電器のプラス側のクリップから、続けてマイナスクリップをバッテリーに接続する。
・繋ぎ終わったら、再度極性が合っているか確認し、スイッチを入れて充電を開始する。
・充電が正しく行われているのか、充電器のランプで確認します。
なお、充電器の取り扱いや充電時間に関しては、充電器によって異なりますので、説明書をよく読み従ってください。
バッテリーのメンテナンス方法
充電が完了したら、後は逆の手順で車体に戻して終了ですが、冬場などバイクに乗らない場合は、湿気のない冷暗所で季節が過ぎるまで保管しておきます。
バッテリーの寿命ですが、一般的には購入から約3年から5年といわれています。
もちろん、バッテリーのタイプによって異なりますが、バイクの使用頻度によっては、さらに寿命が短くなってしまうこともあります。
自然放電しますので、1年間そのまま放置するだけでも、バッテリーがダメになります。
したがって、充電やバッテリー液の補充、バッテリーをきれいにしておくなど、日ごろのメンテナンスも欠かせません。