バイクがもっとも普及している国は?
バイクが普及している国はどこかご存知でしょうか。
東南アジアをイメージする方も多いと思いますが、実は日本に近い台湾がもっともバイクが普及している国なのです。
今回は台湾のバイク事情について紹介します。
国単位だと台湾がトップ
台湾は人口当たりのバイク普及率が世界一を誇ります。その割合は100人当たりの保有人数が60人あり、日本が9人なのでいかに多いかがわかります。
一般的にGDPが上がると自転車→二輪→車とシフトしますが、台湾のGDPは10,000ドルを超えていて車も普及しています。
バイクがなぜこんなに普及しているのかというと気候とガソリンの値段もありますが、一番の要因はバイクへのインフラが充実していることです。
台湾ではバイク専用レーンや駐輪場の多さなど、バイクのために整備されています。
台湾のバイク事情
台湾では50%以上がバイク通勤・通学で51~250ccのスクーターが圧倒的なシェアをしめているのが現状です。
排気量別に取得できる免許が日本と同様異なり、50cc以下、50~250cc未満、250cc以上の3種類に分かれています。
免許の取得費用は250cc未満だと日本円で4,000円程度とかなり安いのも普及を後押ししているのでしょう。
台湾では高速道路をバイクが走行するのは排気量関係なく禁止です。日本と異なる点なのでレンタルバイクを乗る場合は注意が必要です。
メーカー別のシェアを見ると、キムコ、ヤマハ、SYMが90%をしめています。
キムコ、SYMは台湾のメーカーでホンダの技術供与を受けた経緯があります。そのため、ホンダは台湾市場から一度撤退しました。2017年に再上陸しましたがスクーターではなく大型バイクのみの扱いとなります。
台湾の交通ルール
標識は排気量で異なっていて550cc以下はスクーター、550cc以上はバイクの標識でナンバープレートも同様に色分けされています。
道路はスクーター専用のレーンがあり、550以下のバイクはそこを入ります。
台湾には二段階左折というルールがあります。台湾は右側通行のため、日本とは逆ということです。
250cc未満のバイクで交差点を左折する場合は二段階左折で曲がらないといけません。
また、右折はスピードを落とすことなく進んでいくので、もしも台湾へいったとき注意しないとひかれてしまうので注意しましょう。
バイクは基本的に路上駐車がOKです。路肩に白線の囲いが書いてあるのでそこに停めます。
また、メーターはありませんが、駐車料金を払わないといけません。一定時間が過ぎると係の人がピンクの紙をバイクに巻きます。
その紙をコンビニで支払えばOK。料金は1時間35円ほどです。